シティ・ソウルとは、ソウルとジャズ、ロックなどのクロスオーヴァーにより生まれるポップ・ミュージックです。年代ごとに、邦楽から洋楽の良作を解説を交えて紹介されており、おしゃれでグルーヴィーな選曲をするならこの本に紹介されているアルバムから探せば間違いなし!たまたま知り合いのAOR好きな方が、レビューを書かれており、さすが!わかってるなと思えるゲスト、執筆陣ばかりで、手放せない1冊となりました。
スタッフのおすすめ
宮沢賢治が書いた不朽の名作である「銀河鉄道の夜」を、ミュージシャンである後藤正文が再編。絵本と小説の間をつなぐ本になればと編まれた文体は、原作の雰囲気を損なうことはありません。子どもが読んでも大人が読んでも読みやすく、読み返す度に何か感じ取れるものが違う。そんな不思議な読後体験ができる一冊です。
そんな暮らしや仕事があったんだなぁと、その当時に想いを馳せつつ、それが良しとされ仕事として成り立っていたのか…。そう感じてしまったのは、執筆者の“まえがき”にある「都会の便利さやネット情報に依存している証拠だ」という一文に、私は都会に住んではいないけれど、改めて気付かされたからでした。当時の写真や、イラスト、注釈などがあり読みやすく、時に清々しいブラックユーモアともとれそうな表現で笑わせてくれるのもこの本の魅力だと思いました。時代の記録、時間旅行のツアーはいかが?…でしょうか。
「逃走中」など有名テレビ番組を企画した著者による「企画」の教科書です。本書では、企画という概念整理から企画をするためのテクニックや思考法まで、企画をテーマに幅広くカバーされています。仕事などで企画をする機会がある人には、是非とも読んでほしい1冊です。
カエルのモモはお父さんと釣りに行くのが日課。でもいつのころからか、釣りが楽しくなくなってしまいました。お父さんとの釣りは少し退屈だから…。同じ年ごろのともだちと遊びたくなったのです。そんなモモにある日ともだちができました。どうやって、お父さんとの釣りを断ろう…。ともだちと遊びたい、けどお父さんも大事。少しずつ成長していくモモの姿がとてもかわいらしい絵本です。
もりのはずれの大きなどんぐりの木に、かえる・あまがえる・とかげが住んでいました。ある時、そのどんぐりの木に、見たこともないけむくじゃらがやってきました。かえるはやがて、けむくじゃらを研究するために、「研究所」を立ち上げることに。はたして、けむくじゃらの正体とは…。かえるのあきらめない姿に元気をもらえる一冊です。
世の中にはいろいろなアクセサリーがありますが、クラウンを身に着ける機会はなかなか訪れませんよね。お姫さまのようなあこがれのティアラから王さまが着ける重厚なものまでさまざまなクラウンが載っています。長い歴史の中で大切に受け継がれてきた縁起物です。中にはいわくつきのシロモノも…。世界中のキラキラがここに集結しています。一つだけ身に着けられるとしたらどれがいいですか?
最近メディアにも取り上げられている、生まれた境遇を嘆く「親ガチャ」という言葉。著者の幼少時代の境遇はまさに壮絶で、ゼロからではなくどん底マイナスからのスタート。でも自らの力で逆境をはねのけて金を稼ぎ、貧困の連鎖を断ち切って自由を手に入れていきます。軽やかな語り口調ながらも重みのある「カネ」の話。これから社会に出る人たちに読んでもらいたい一冊です。
新型コロナウイルス感染拡大により、医療体制は逼迫し、社会生活は制限され、経済活動は危機に陥りました。また一方で、人種問題、貧困、紛争などの社会問題にも大きな影響を与えました。本書は、このパンデミックが歴史上の分岐点となり、収束後は今までとは異なる世界になると提示しています。マクロ・ミクロレベルの視点から多くの研究や実例を分析し、私たちの未来にどのような影響を与える可能性があるかを考察しています。
本書は、著者の方が30年にもわたり研究してきたことを紹介している専門書でありながら読みやすく、魚が性転換することを知っている人も知らなかった人も面白く読める一冊です。
著者が最初気になったホンソメワケベラをはじめ、サンゴ礁に住む魚の種類によって性転換する条件があるのではないかと考え、実際に色々な実験を行う部分については、どうやって謎を解明していったかがよくわかり面白い部分です。