「あさひは失敗しない」そう言われて、これまで正解の人を決めてその人生を真似て生きてきた、あさひ。お母さんが心配してくれている、お母さんの言うことを聞いておけば間違いない。しかし、そのルールが通用しないことが起こったとき、あさひは…?失敗しないという言葉はあさひにとってどういう意味を持つのか。また、母との関わりの深さについて、自分の人生をどう生きるかについても考えさせられる一冊です。
スタッフのおすすめ
和歌山県出身の作家、有吉佐和子さんの娘である有吉玉青さん作の実話です。玉青さんは売れっ子作家として忙しい母親よりも、祖母と過ごす時間が長く、祖母に育てられた「おばあちゃん子」でした。「ソボちゃん いちばん好きな人のこと」このタイトル通り、愛情あふれる祖母とのエピソードに心がほっこりする1冊です。
著者の吉井理人さんは和歌山県立簑島高等学校野球部出身で、現在プロ野球千葉ロッテマリーンズでコーチをされています。「コーチの仕事は『教える』ことではなく『考えさせる』ことだ。」ご自身の経験をもとにプロ野球界での話をされていますが、どんな世界でも共通する手法をたくさん書かれています。プロ野球ファンの方はもちろん、ビジネス書としてもぜひお手に取ってみてください。
ディープな方には物足りないかもしれませんが、オタク文化に大きな影響を与えたであろう出来事や作品を、1年ごとに2ページ程度にまとめられています。平成を気軽に振り返ることができ、またこの平成の間に一気に盛り上がった文化だということを、あらためて確認できる一冊です。
海面に沈む夕日が印象的な表紙です。すべての写真に表現されている太陽は、どれも違う表情で、そこにある風景と馴染んでいます。心がギュッと苦しくなるような、希望が湧いてくるような気持ちになります。忘れられない、風化させてはいけないと感じてはいても、記憶が遠のくから今を生きられるのではないかと自問自答する。そしてまた、まだ頑張れる!と勇気をもらえる作品です。
仲良しの子リスとくま君の物語です。子リスはくま君が喜ぶプレゼントをあげたくて、自転車やセーターなどいろいろな提案をしますが、くま君は必要ないと答えます。大切な人、大好きな人が本当に欲しいものを考える、優しい時間を過ごせる絵本です。
このタイトルになにかエンパシー、あるいはシンパシーを感じて、クスッと笑ってしまったら、きっとそれはその方に向けられた作品なのだと思います。自由律俳句や写真などからにじみ出てくる、センチメンタル過剰感が絶妙です。今日の気分でパラパラめくって開いたところを読んでみてもいいかもしれません。
そろそろ学期末も近づき、人によっては卒業という大きな節目を迎える頃でしょうか?谷川俊太郎さんが書かれた詩「ありがとう」を、えがしらみちこさんが卒業の日に思いを重ね、描かれた絵本です。短いながらも深く考えを広げられる詩と、やわらかく明るい春の訪れを感じるような水彩のタッチが、「見て・読んで」心地よい絵本です。
重要なのは考えるテクニックではなく、自分の体をアイデア体質に変えること。という前置きで始まります。勝手にある会社のCMを考えてみたり、部下の誕生日に毎年サプライズを企てたり。仕事として悩んだり苦しむのではなく、日常を楽しみつつ「偶然力」で企画を作っていく。そのユニークな発想法が記されています。
かわいいお人形にちいさなお洋服、精巧な家具。子どものころに遊んだ人も多いのではないでしょうか。シルバニアファミリーは大人も魅了するおもちゃとして今なお人気です。本書には歴代のおうちやお人形が紹介されています。あなたがいっしょに遊んだあの子も載っているかもしれません。ときめきの世界が待っていますよ。