5名の女性作家がリレー形式で描くアンソロジー。
1人のバンドマン「ジョイ」を巡り、時代も考え方も違う5人の女性が関わりあう物語です。
いつかの熱狂をガラスに閉じ込めたような作品で、どこか自分の痛い部分と共鳴してしまう一冊です。
登場人物が章を重ねるごとにリンクしていくのですが、作家によって言葉の使い方や風景描写が違うことも楽しみのひとつ。
スタッフのおすすめ
著者が実際に起こった強制わいせつ事件をモチーフに書き下ろした本書。
どうしてこのようなおぞましい事件が起こったのか。
どうして被害者であるはずの女子大生がたたかれなければならなかったのか。
わいせつ事件の背景に隠された、今の日本にはびこる学歴格差、男女差別…
いろいろな問題が見えてくる、そして深く考えさせられる一冊だと思います。
老人介護をテーマにした本作は、自分の親も高齢なため、共感できる点が多く、介護にあたる家族それぞれの態度、考えが興味深く考えさせられました。
もし自分の親が同じような認知症になったら自分はここまでできるだろうか?
「下の世話」「徘徊」など、自分の親も将来なるかもしれない、決して他人事では無い。
作者のリアルで鋭い描写は、作品を通して現代にも通じる問題提起をしているのでないでしょうか。
かわいい紙やマスキングテープ、ついつい買っちゃいますよね。集めるものの、イマイチ使い道がなくないですか?
そこでこの本!おうちにある写真をかわいく活用する方法が載っています。
メインが写真なので、コラージュよりもかんたんにかわいくできます。
ペットの写真を飾るも良し、旅行の行先別にミニアルバムを作るも良し。
秘蔵のマスキングテープや紙ものを活用してステキな作品を作ってみてください。
フェルメールの作品と、フェルメールが生きた17世紀のオランダの暮らしや料理、ファッション、生活雑貨など、当時の生活の様子がわかりやすく紹介されています。
フェルメールの絵画にも登場する料理もレシピ付きで紹介。『牛乳を注ぐ女』で、女性が作っていたかもしれない「パンプディング」は作ってみたくなります。
シンプルだけどおいしそうな、当時の食卓を再現してみてはいかがでしょうか。
英語には、動物などの集まりを呼ぶ「集合名詞」という独特な文化があります。
テレビなどでも耳にすることが多く、タイトルにもなっているライオンの集まりを表す「プライド(Pride)」が有名です。
この本では、それ以外にもフクロウの「議会(Parliament)」やラクダの「列車(Train)」など様々な集まりについての言葉が、
優しいイラストともに紹介されているおすすめの一冊です。
本著は一言で言うと「自身の人生を探求する」がテーマです。
羊飼いをしている主人公が夢を追って旅をする中で、様々な人生の知恵を学んでいくという内容です。
例えば、「人生は選択の連続である」といったことです。
いま置かれている状況はある意味、慣れ親しみさがあり変化のない環境でありますが、
その環境と決別することで、得られなかった経験、成功や失敗が人生に変化を与えるかもしれないと。
小説ではあるものの、ビジネス書のように学びのある本です。
スポーツをする上で自己調整力、適応力、持久力・忍耐力を強化することは、個人のハイパフォーマンスを生むだけではなく、チームのパフォーマンスにも影響を与えます。
それらを強化するためには何が必要なのか。
中田久美、岡田武史ら4人のインタビューを交えながら解き明かしていきます。
K-POPが世界中を席捲する昨今、韓国語を読めるようになりたい、と願う方も多いのではないでしょうか。
この本では、難解な記号にも思えるハングルの仕組みを丁寧に説明し、独特の覚え方で簡単にハングルを覚えられるようになっています。
あなたもこの本を読んで、アーティストからのメッセージを原文で読んでみませんか?
深夜ラジオを題材にした青春小説。1人の部屋に流れる声の温かさ。
寝付けない夜を越えて朝に向かう様子。そんな深夜ラジオ独特の雰囲気が詰まっている作品です。
深夜ラジオリスナーの主人公が、同じラジオを聴いている女の子と出会うところから物語が始まります。
派手な展開はないですが、少しずつ前に進む主人公たちを近くに感じ、自分にも光が差してくるような物語です。