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歴史を伝える 国内公立図書館唯一の移民専門資料室 1866年に鎖国令が解かれると、多くの日本人が新境地を目指して海外へ雄飛しました。 |
和歌山市民図書館・移民資料室の特徴
移民資料室設置の目的 |
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和歌山市民図書館は1981年に開館しました。当時、ほかの図書館にはないコレクションを収集しようと考え、和歌山県が移民者を大勢輩出したことから移民資料室が開室されました。現在では和歌山県内はもとより、世界中からの利用者を迎えています。
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ご利用について |
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移民資料室はどなたでもご利用いただけます。開架式閲覧室で、自由に資料を見ることができます。研究目的や、身近な移民者の生活を調べる目的での来館が多数です。資料はすべて独自の分類で登録を行っており、移民について調べられる方の利便性向上に努めています。
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資料について |
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所蔵資料は移民に関する図書・雑誌・海外で発行された邦字新聞・マイクロフィルムなどです。国内から移民した出移民についての資料がほとんどで、渡航先は世界中です。定期的に刊行されていた新聞・雑誌は、渡航先での生活の変化が感じられる資料です。一般新聞のマイクロフィルムは明治9年より所蔵があり、紙面の印刷(有料)も行っています。大切な日の記念日の新聞をプレゼントすることができます。
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移民史概略 |
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日本からの移民者は故郷に錦を飾ることを夢見て旅立ちました。初期は排斥や差別に苦しみましたが、次第に信頼を獲得していき、日本の国際的評価を高める一助となりました。当時の海外から日本への送金額は相当なもので、移民した人々が故郷を大切に思っていたことがうかがえます。
主な渡航先 |